くせ毛の矯正にどれを選ぶ?ストレートパーマと縮毛矯正の違いを解説!

くせ毛の矯正にどれを選ぶ?

くせ毛や縮れ毛のせいで髪がまとまらない、スタイリングが上手くいかないとお悩みの女性は多いことでしょう。そんな髪のお悩みを解決する方法が、ストレートパーマもしくは縮毛矯正です。この2つ、どちらも同じものに思えるかも知れません。しかし、実は両者には違いがあるのです。

そこで今回は、この2つの方法にはどのような違いがあるかをご紹介していきます。それぞれの違いを知れば、あなたにとって適切なくせ毛の矯正方法が選択できます。

ストレートパーマと縮毛矯正、何が違う?

この2つの方法の間にはまず、髪をまっすぐにするための方法に違いがあります。そして2つの方法の違いによって、仕上がり具合・効果の持続期間・髪への負担などにも差が出てきます。それぞれの特徴を比較しながら、どのような違いがあるのかを見ていきましょう。

髪をまっすぐにする方法の違い

ストレートパーマは、2種類の薬剤を使って髪をまっすぐにする方法です。くせのある髪の毛を完全に伸ばすのではなく、根本のボリュームをおさえたり、一度かけたパーマを元に戻したりするときに行われます。

髪の毛を柔らかくする1剤を塗布したらクシで髪をとき、少し時間をおいて洗い流します。その後、髪の毛のハリを戻す2剤をつけて時間をおき、洗い流したらドライヤーで乾かして完了です。施術にかかる時間は髪の長さや状態で変わってきますが、目安は60〜90分です。

一方、縮毛矯正は薬剤の他に熱も利用する方法です。ヘアアイロンの熱を利用することで、頑固なくせ毛もまっすぐにすることが可能です。1剤をつけて洗い流した後、ヘアアイロンで髪を真っ直ぐに伸ばしていきます。そして2剤で髪の毛のハリを戻し、時間をおいて洗い流したら髪を乾かして完了です。施術の時間の目安は2〜3時間で、熱を加えるぶん少し時間がかかります。

仕上がり具合の違い

ストレートパーマは、髪の毛を完全には伸ばせません。そのため多少のくせは残ってしまいますが、その分ボリュームが残り自然な仕上がりとなります。縮毛矯正は熱を利用するため、強いくせもしっかり伸ばせます。髪全体のボリュームをダウンさせ、ツヤがありまっすぐで綺麗な髪を手に入れることができるのです。

効果の持ち具合

ストレートパーマは、時間が経ち薬剤の効果の効果が落ちてくると元に戻っていきます。効果が持つ期間は、一般的には3ヶ月前後と言われています。しかし髪の毛の質や生活習慣によって個人差があるので、人によっては3週間で元に戻ってしまうということもあるでしょう。くせやボリュームをおさえた状態を維持したいのであれば、2〜3ヶ月に1度の間隔で施術を受けるのがおすすめです。

矯正縮毛の効果は半永久的に持続すると言われていますが、それは矯正を受けた髪の毛だけの話です。根本から新しく伸びてくる髪の毛には影響しません。そのため、根元が4〜6cmほど伸びてくると髪のうねりが出始めてしまいます。元の髪の長さや髪の伸びる速さにもよりますが、4〜6ヶ月を目安に定期的な施術を受けるのがおすすめです。

髪へのダメージの程度

2つの方法のどちらも、施術による影響で髪にダメージが残ります。髪を柔らかくするために使われる1剤には、髪の毛の細胞の結合を切断させる働きがあります。その後つける2剤には切断された結合を戻す働きがありますが、戻せるのは一部だけです。そのため、どちらの施術でも髪は薬剤によるダメージを受けてしまいます。

さらに、縮毛矯正は熱を加えるためより大きなダメージを受けることになります。髪の毛はたんぱく質でできているため、80℃前後の熱が加わるとたんぱく質が変性し固くなってしまいます。髪の毛のたんぱく質が固まると、矯正後にカラーやパーマをしても期待するような効果が出ないといった悪影響が出てしまうのです。ひどい時には、髪の毛がチリチリした「ビビリ毛」と呼ばれる修復不可能な状態になることもあります。

費用

地域や美容室ごとに違いはありますが、ストレートパーマは6,000〜15,000円程度、縮毛矯正は15,000〜20,000円程度の費用がかかります。ただしこれはあくまでも目安です。予算オーバーとならないよう、施術を受ける予定の美容室に、あらかじめ確認を取っておくようにしましょう。

ストレートパーマと縮毛矯正、どっちを選ぶ?

2つの方法それぞれの違いについて説明してきました。ではくせ毛を直したいという場合、どちらの施術を受けた方が良いのでしょうか。それぞれのメリット・デメリットを比較しつつ、選択するときの基準を紹介します。

ストレートパーマが持つメリット・デメリット

ストレートパーマが持つメリットとしては、髪が潰れすぎず、ボリュームが残るので自然な仕上がりになることが挙げられます。また縮毛矯正と比べると、髪へのダメージが少なく、根元の毛との境界がはっきりしていないので、少し伸びた程度では気にならないこともメリットです。

一方、デメリットとしてはくせを伸ばしにくいため、強いくせ毛や強めのパーマによるカールの矯正には向いていないこと、時間が経つと元のくせ毛に戻ってしまうことなどが挙げられます。

矯正縮毛が持つメリット・デメリット

矯正縮毛がもつメリットは、熱の力を利用することで、強いくせ毛でもまっすぐに矯正できること、ボリュームがしっかりおさえられた、ツヤのあるストレートヘアが手に入れられることなどが挙げられます。

デメリットとしては、新しく伸びてくる部分は矯正されないので、根元が伸びるとうねりが目立ってしまうこと、髪の毛の質によっては、ボリュームがおさえられすぎて潰れたヘアスタイルになってしまうことなどが挙げられます。

ストレートパーマと縮毛矯正、どっちが向いている?

2つの方法それぞれのメリット・デメリットがわかったら、どちらの方法が自分に向いているかがわかってきます。ストレートパーマは次のような場合に向いています。

・くせが緩めで、髪のボリュームを少し落ち着かせたいという人
・一度かけたパーマを落とし、元の髪に戻したいという人
・矯正による髪へのダメージが気になる人

一方、矯正縮毛は次のような場合におすすめです。

・強いくせ毛や、薬剤が浸透しにくい髪質の人
・髪のくせ伸ばしボリュームをしっかりおさえ、ツヤのあるサラサラヘアにしたい人
・スタイリングに必要な時間や手間を少なくしたい人

これはあくまでも目安ですが、どちらの方法を選ぶか迷った時の参考にしてみてください。なお、薬剤が浸透しやすい髪質かどうかの判断は、一般の人には難しいかも知れません。施術を受ける前に、どちらの方法が合っているのか美容室で相談してみても良いでしょう。

まとめ

髪のくせを治す方法には、ストレートパーマと縮毛矯正の2つがあります。髪のくせの強さや髪質、どんなヘアスタイルにしたいかなどということに合わせて受ける施術を選んでみてください。

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